Keep on Surfing


Nick Family


 サーフィンをやりだして、早20年以上の歳月が流れてしまった。しまったと言うよりは過ぎ去った年月の早さに驚きを憶えるといった方がいいかも・・・・。
 波を求めて車で過ごした17才の夏休み、道路工事で1ヶ月、給料袋を片手に当てもなく太平洋岸を漂った18の夏休み。世界一になりたくてHAWAII に旅だったのは18の冬。16でサーフィンをやりだして以来どっぷりつかっちゃったSURFING LIFE。後悔とか、失敗とか、いきずまった時よりも、もっともっと上手くなりたい、もっとサーフィンしたい気持ちがいっぱいで、そんなブルーな気分になる暇もなかったし、今もない。そしてこれからも、ホント・・・。
 A.S.P ツアーも8年回ったかな。負けて泣いた時も、予選を通過してうれしくて泣いた時も、今から思えばすごく早く自分のサーフィンライフを過ごしてきたみたい。
 今現在、プロサーファーとしての新たなる生き方、まあ同じサーフィンライフなんだけれど、いくらかのスポンサーのサポートを受ける上での考え方の違い、一般のサーファー達と接する時、また、仕事上での人間関係とか、本当に色々とサーフィンの仕事がいっぱい増えたのもうれしいし、ボランティアの活動もたくさんの友達の協力と助けを借りながらも続けていけるようになったのも、すべてはサーフィンをやり続けてきたからこそ!!僕の本当に信頼できる日本中のチームメイト達のおかげです。企業のイメージアップの為のプロサーファーっていう素晴らしい仕事にもつけたし、又、これからも頑張っていけると思う。
 子供達もサーフィンをするようになって、今一番気分を悪くすることと言えば、僕が青春の1ページを作った、思い出のサーフスポットが次々と無くなっていることなんだよね。僕たちか、それ以前のサーファーはいいけれど、もう2度とその波でHAPPYになれない、次代サーファー達には大変申し訳ない気持ちで一杯なんだ。ホント
 今年の夏休み、子供達と日本中をサーフトリップをしています。一昨年よりは去年、去年よりは今年のほうがと彼らの成長を見るのも私の楽しみです。
 朝一の海に入る前、上がった後、感謝の気持ちを込めてビーチでゴミ拾いをするのも、自然と行えるのがベスト。人に言われてやっているようじゃだめ。自分からきれいにしたいゴミはよくないと思って、即、行動ができるようなサーファーになって欲しいと思う。
 みんなもビーチでゴミ拾いしている家族ずれを見たら、声をかけて下さい。恥ずかしいとか、格好悪いとか自分一人が動いた所で何も変わらないと思う前に、自分が最後の一人になっても、ビーチクリーンはやり続けるという気持ちで頑張って欲しいと思います。
 この原稿は四国の生見ビーチで書いています。それも海の真ん前で書いてます。同じ問題を同じオフィスで、同じ景色の中で考えてみたって同じ答えしか出てこないんじゃないのかな。たまにはビーチに行ってカクテルでも飲みながら考えればまったく違う答えも出てくるかもしれないじゃない。何か問題にぶつかったとき、悩みがある時、とりあえずはビーチのゴミ拾いをしてみれば。ビーチが遠けりゃ、家の前のどぶ掃除でもしようよ。まずは、地球の事を考えてみてもいいんじゃないかな。その時にいい波でも見れば、次のサーフィンセッションがもっと熱くなるかもしれないぜ!!ホント
 とにもかくにも、 KEEP SURFING
やめる理由は100や200すぐ出てくるけれど、やり続ける答えはただひとつ。好きだからね!!! みんな頑張ろうぜ。サーフィン上手くなるために、次代のサーファーのために。そしてなによりも大事な僕達のサーフスポットのために!!
  ALOHA & MAHALO
                       NICK NOZAKI


How zit surfer.
みんな元気ですか。Nick'Family もとっても元気一杯。ビーチクリーンキャンペーンもいよいよ残り2週間。今回の台風13号ではついに湘南で波を当ててしまった。なんと6年ぶりのスウェル。初回は馬入川河口、生コン前で頭ぐらい、もちろん風はオフショアー、そして、明けて15日、頭オーバーのイナムラ。初めて入るというのはなかなか波のシフトもあってムズカシイ。午前中は目一杯サーフィンしたのかな。でもホント人の多さにはビックリ。次の日の土曜日はもっとサイズが上がったんだけれど、あまりの人の多さにア然!!天気も悪いので一路南は和歌山県へとドライブ&ドライブ。日曜日、夜9時、名古屋のチームメンバーと落ち合い、ひとまず交通渋滞を逃れて休憩。いよいよ盆休み明け和歌山での最後のセッションだ。
 みんなも海が荒れてるし、いよいよ台風シーズンの到来、充分に波のチェックを怠らず、そして決して無理せずに、ビッグウエーブにチャレンジしてください。くれぐれも初めてのポイント慣れていないポイントではローカルのサーファー又、上級者の意見を参考にするように心掛けよう。カレントのきついところ、特に河口などは要注意!!ホント繰り返すようだけれど無理をしないように。
 最近よく思うけど、僕達が毎日シャワーや風呂に入って汚いところをきれいにするように、今、自然が自分で地球をきれいにしているような気がしてならない。洪水、地震、土石流台風、水位の上昇、ありとあらゆる自然の流れが驚くほどの勢いで人類に警鐘を与えると僕は思う。おごり高ぶるなかれ。海の中でのいろんな問題、陸の上での様々な不安、毎日のように繰り返される殺人事件、幼児虐待。一体僕達はどこに行こうとしているのだろうか?誰が正しいのかは分からない。ただひとつ自然のなげく声が聞こえるようなもういい加減にしろって言っている気がしてならない。こう思っているのは僕ひとりだろうか。
 今秋の台風シーズンを目前に控えて、又別の意味から、自然に謙虚であれ敬い、尊ぶ事も又、Big Wave に対する心構えにしてほしいものです。
 それではいよいよ来月からは又、Nick Nozaki Hawaiian Breeze の始まり。じゃあそれまでSo long everybody.

     台風13号を満喫している僕達より
 Aloha & Mahalo
                            The Nick's

P.S
原稿遅れてごめんなさい。イナムラまで行ったんだけれど車は止められない、人は一杯で、寄らずに帰ってしまいました。ゴメンナサイ。
何せ、ヨシロー君と中君と一杯飲んで出てきた教訓は、盆の湘南へは行くな、車で湘南には来るな、湘南でサーフィンしようと思うなの、冗談のような本当のような。ホントあの人ゴミには参りました。


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