6月11日
 



 昔は漁船だったと、マメ増田は言ってたけれど、今はでっかい船外機を2つ付けた専用の舟でキャンプまで30分だ。この舟でこのツアーのメンバーの顔を全員見ることができた。ブラジリアンやペルーヤン、オージーはもちろんアメリカ人もいるようだ。まだ寝ぼけていたのだが、どこかで見たことあるサーファーもいた。たぶんハワイでだろう?サーファーって人種は海の中と陸の上では顔が違う人が多い。
 私は人の顔と名前がなかなか覚えられないノータリンで、日本人以外だとなおさらで、たしかあいつは・・・・・なんて、一生懸命思い出してる内に、向こうの方から話かけられていつも失礼を謝っている。今日はまだ特にみんな疲れ切ってるのか、緊張してるのか、会話は弾まなかった。

 以外と快適な船旅の後、着いたところはジャングルの真ん中のGRAJAGAN-CAMP。ハードな波、虎が出たり毒蛇、海蛇、マラリアとさんざん今まで脅かされてか、来る機会がなかったG-LANDにやっと来た。
 へいへい、しかし波はフラットだぜ。



 とにかく、案内されるまま自分が寝泊まりする部屋に行く。一つの建物で4人寝れるようになっていて、夜の虎の襲撃にそなえてか、高床式になっていて、もちろん各ベットには蚊帳が付いていた。WYENEというオージーと一緒の部屋になる。とりあえず、今日は波がないということで朝飯を食べたり、板をケースから出したりとのんびり過ごす。ここに来てまず気が付いた事は、ノイジーな雑音がまったくないので自然の風の音、波の砕ける音はもちろん鳥の声やら、獣達の声がとても良く耳に入ってくる。何事もない静かな時間が夕方まで続いた。大潮に近い干潮の波は相変わらず小さい。

 3時過ぎにやや上げてきて、波が出てきたようだ。持ってきた6’8”、6’10”、7’3”のうちの6’10”を持って、パドルアウト。波打ち際まで鋭いサンゴ混じりのリーフを歩いていかなければならない。何度か海蛇を目撃する。ストーンフィッシュという猛毒を持った擬態魚がいるらしいけれど、ブーツを履いているということでそれまでは気にしないことにした。

 以外と楽に沖に出られた。波が小さいから?しかし、沖に出ると、小さく見えた波は以外とあって3、4フィート。岸で見ると、スケールが大きいのと波のショルダーが長いのとで小さく見えるようだ。上げてくるに従ってどんどん良くなってきた。パイプラインとパダンパダンの中間ぐらいのパワーである。乗れる距離はそれぞれの約3倍。人も少なくこれはごきげんだ。本当に長くTubuのなかにいられる。波によっては、一本で、何度も何度も。





6月12日
 昨日、サーフィンしなかったメンバーも今日は朝からラインナップにいた。左側のポイントはもう大きすぎてクローズしている。まだ上げているせいもあっていまいちチューブセクションが短いけれど、ゆうに8フィートはある。今年の始めにハワイ用に作った7’3”はハワイではいまいちだったけれど、ここではJUSTFIT。たぶん、ラウンドテールのカーブがハワイではやや丸すぎた為だと思う。テイクオフの感じは昨日よりかなりパイプに近く、ミスはできない。ピークで失敗すると、沖に戻るまでかなりのスープを乗り越える必要があるし、右に簡単に500Mは流されて、ピークに戻るまでに大変なパドル力の消耗になるから。





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