いつも楽しく読ませてもらっています。台風シーズンに備え大きな波に乗るための動機について伺いたいのですが...。
 なるほど大きな波というのは人によって波のサイズに幅があるかと思います。中さんのように平気な顔で苦もなく15Feetの波にあっさり板を落していく 人もいれば、頭ぐらいの波でも2階から飛び降りるような気持ちでトライする人もいるでしょう。どのような人であれ、自分の限界を押し上げていこうとする努 力が結果として海から送り返されるギフトになると自分は理解しています。
 そこでですが...、中さんの場合、毎年ノースで身の毛もよだつような波の中で暮らしていながらご自身を波に向かわせる動機はどこから生まれてくるので しょうか?リポートを読む限りではかのトッドチェイサーが命を落した時、近くのワイメアで波乗りされてたようですが...。好きだから?仕事だから?プロ だから?でしょうか?それとも凡人には到達し得ない何か高みのような領域なのでしょうか?僕にはいま一つわかりません。
     大熊直人
10/6/4

ANS

ただ単に少しずつ限界をプッシュしながらサーフィンをしていたら、20数年でそうなってしまっただけです。サイズが上がると体力、精神的にきつくなるのは もちろん、それに伴ってリスクも増えますので、そろそろ限界であると最近思っています。いつでもどきどきして、その時行くか行かないか悩みながらサーフィ ンしているのは、サーフィンを始めた頃とまったく同じで、その辺も私流のサーフィンの楽しみのパートでもあると思っています。
 皆さんがもしある時大きい波に遭遇したら、自分の経験と限界を冷静に判断して、 行くか行かないか判断して下さい。自分を過大に評価してしまって、無理をしてしまうのは大変危険です。大きい波を乗る人は、その大きい波に乗るためにそれ 以前にたくさんの経験を積んで来ているのです。波はまた必ずやってきます。焦らずに長いスパンで自分のサーフィンを考え、経験を積んでいってください。
 ハワイ(世界)では私など足下にも及ばない一流のサーファーが本当にたくさんいます。私も彼らを間近で見て、彼らを目標にしながらサーフィンをしている ので、いまだにやっていられるのかもしれません。



サーフィン暦1年になる者です。ようやく、必死になってドルフィンをして、少し波があっても沖まで行けるようになってきました。しかし、波になかなか乗れ ません。自分なりに分析すると、パドルするタイミングが遅いのと、パドル自体のスピードが遅いのが考えられます。そこで、パドルのコツか何かがあったら教 えて下さい。上手い人のを見ると、いとも簡単にすいすい進んで行くような気がして、自分はボードの上で暴れているだけという感じです。ぜひ、何か良いアド バイスを、よろしくお願いします。
---------------------------------------------------------------- サーフィンをはじめて、丸3年になるのですが、未だにパドリングに悩んでいます。「パドリングする時は、板の中心に体を置き、前後の位置は、板の先端が5 から6cm出るぐらいに調節します。」と本で読んだのですが、私はどうも、いい位置に乗れていないようで、パドリングごとに、よく進む時もあれば、すすみ が悪い時もあります。パドリングする時の板上での体のバランスについて教えて下さい。
 また以前ロングに乗った時に感じたのですが、パーリングすれすれの位置にのり、胸を精一杯そった状態でパドリングするとテイクオフがかなりらくでした。 (波は厚かったです。)この経験をショートでやってみたのですが、ショートではうまくいきません。ショートではあまり前にのりすぎるのは良くないのでしょ うか?
10/5/25

ANS

ショートボードはロングに比べ浮力が極端に少ないので体の乗せる位置がとても微妙です。しかし
”パーリングすれすれの位置にのり、胸を精一杯そった状態でパドリングするとテイクオフがかなりらくでした。”
という感覚はまさにその通り、ショートボードにも当てはまります。体を反ったままバランスを取ることは最初はなかなか難しいですがたくさん練習して慣れて 下さい。パーリングしそうになったらもっと体を反らし、重心を後ろにし、なおかつパドルをもっと強くしてテイクオフして下さい。そのうちきっと成功します よ。



 当方サーフィン歴は15年のロングボーダー(たまにショートも)ですが ちょっと質問があります。
 よくハワイなどの大波で10フィートのガンなんかを使ってるのを雑誌で見ますが ああいう人々はどうやってゲティングアウトしてるのでしょう? あんな長い板でちゃんとドルフィンできるんでしょうか?
私の板はドナルドタカヤマの9フィート薄めのロングボードですが 絶対ドルフィンなんて出来ません。やはりいつも逆さになってやり過ごしています。でも大変疲れます。何か良い方法はと考えていると海で他のロングボーダー が比較的大きなスープを 一度波に板を押し込んで浮き出る反動で乗り越えているのを目にしました。あれのやり方がお分かりなら簡単なコツのようなものを教えて頂けませんか?
よろしくおねがいします。
10/5/16

ANS

 最近サーフィンのが種類が多様化してきて、BIG WAVE でのサーフィンが注目を集めています。もちろん本当のBIG WAVE を滑るサーファーはサーフィンのことを全て理解している経験豊富なほんの一部の人達です。その域まで到達することは容易なことではないことは、どなたが考 えてもお分かりだと思います。さて GUN(BIG WAVE用のサーフボード)でのドルフィンスルーですが、やはり不可能だと考えていいと思います。世界は広いのでどこかに10フィートボードでドルフィン スルーをしてしまうサーファーはいるかもしれませんが、私はまだ見たことがありません(マカハでロングボーダーがしていたと聞いたことがありますが確かで はありません)。実際自分の目で見てみれば分かるここと思いますが、あの波でドルフィンをすることは、たとえサーフボードを沈めさせる事が出来たとして も、まったく馬鹿げています。ワイメアやサンセットのビックデイの時、沖でセットを食らいそうになった場合、板を体から離してなるべく深く潜る事が一般的 な常識になっています。波が体の上を通過するときに、サーフボードに引っ張られて、一緒に引きずられ、スープに巻き込まれないようにする為(呼吸ができな い!)に、リーシュコードは15フィートや18、20フィートなどの長いものを使用します。最近ではそういう時のために、すぐに体からはずすことができる 装置が付いているリーシュも発明、販売されています。
 実際どのくらいの長さのサーフボードまではドルフィンスルーが可能なのでしょうか?サーファーの体の大きさ(体重)や体力、サーフボードの厚みによって かなり違ってきますが、私の場合 8’4”(パイプ用)までは問題なくドルフィンスルーができましたが、9’6”ではもう全然不可能でしたので、その間の長さ、おそらく8’10”位がボー ダーラインではないでしょうか。
 サンセットやワイメアなどではかなりのサイズまでチャンネルのカレントに乗って波を食らわないで(食らっても押し戻されないで)沖まで出ていくことが出 来ます。したがってドルフィンができないような大きな厚いサーフボードでのライドが可能なのです。逆に言うと、すぐにクローズアウトになってしまうビーチ ブレイクなどのポイントや、チャンネルまでクローズアウトのセットが入ってしまうようなサイズの大きい時は、沖のテイクオフポイントまで行くことが出来な いので、パドリングでのサーフィンはほとんど不可能ということになります。



はじめてメールを書きます。自分はサーフィンをはじめて2年になります。今の目標はアップスです。波が大きい時は波の力を借りて、横には進んでいる感覚は あるんですが、加速することが出来ません。自分ではアップスのフォームを、ビデオなどで見て真似しているのですが加速することが出来ません。しかも、波が 小さくなるとほとんど板を動かせません。自分のフォームとしては左肩が入りっぱなしなような気がします。あと、膝の使い方がいまいち良く分かりません。ど のようにすればよいかアドバイスを下さい。おねがいします。ちなみに自分は、身長178cm、体重66kg、板は6’2で厚めの板です。
A.Tより
10/5/13

ANS

 波のサイズがある程度あると、サーフボードは何もしなくても自然と走っていきます。しかし波が小さい時は、波の力が小さいのでサーフボードがそのままで はなかなか進んでいきませんね。常に最良の場所(最も力のあるカールの所)をキープし続けなくてはなりません。 A.Tさんの場合、波が小さくなるとほとんど板を動かせないということは、その最良の場所を 外れてしまっている時が多いのかもしれません。なるべくレールを使って素早くターンをし、同じ場所に留まらないようにして波のトップとボトムを上手に使っ てください。波が大きかろうと小さかろうと、基本はテイクオフ⇒ドロップ⇒ボトムターン⇒トップターン⇒ドロップの繰り返しです。波が小さい時は膝を柔ら かく使わないと素早くトップに行ったりボトムに降りたりすることが出来ません。膝が固いとどうしてもそこで止まってしまい、ワンテンポ波に遅れてしまうか らです。こつはリズムを波に合わせることです。パドル力さえあれば、サーフボードをレールの薄いものに換えてみても上手くいくかもしれませ ん。


 はじめてメールします。
 まず、テイクオフのタイミングが遅いようで立った時にはすでにスープになってしまいます。俗に、”ふわっと”浮く感じがして云々と本なんかによく書いて いますが、私自身”ふわっと”浮いたらスープという状態です。
 もうひとつは、テイクオフしてから失速してしまい、仮に立ったらスープ状態でない時でもボトム付近で沈んでしまいます。常に頭の中でどういう事を考え、 心がければ良いか教えて下さい。ちなみに、身長180センチ、体重69キロ。板は190センチくらい(6.4)、幅48センチ、厚さ6センチです。
10/4/15

ANS

結論から申し上げますと、ご自身でもお分かりのように、テイクオフが遅いようですね。テイクオフしてから失速してしまうのも、パドリングで充分スピードが 出ていない内にテイクオフしてしまうのが原因のように思います。ボトム付近で沈んでしまうのはスピードが出ていない為にサーフボードに揚力が生ぜず、つま り滑っていない状態になっているためと思われます。パドリングをもっと強くして瞬発力をつけて下さい。パドリングで充分に滑り出してから立ち上がる癖を付 けて下さい。うねりの内に立つ場所を把握して、その時に最大のパドル力が発揮出来るように力を配分して下さい。テイクオフの瞬間は頭の中をなるべく空っぽ にして動物的な感覚を働かせ、次の波の変化に対応しましょう。普段のペースであまり考えながらやっていたら、波が先に行ってしまうかもしれません。


こんにちは。 質問があります。基本的なことですが,ドルフィンスルーがうまくできません。コツはあるのでしょうか?どのような練習をすればいいのでしょうか?ちなみに 私は,サーフィンを始めて半年位で週1回海に行きます。(同様質問他2通)
10/4/3

ANS

サーフィンをやり始めて暫くすると、波に乗る以前にとても重大な問題に気が付きます。波にテイクオフする前に沖に行かなくてはならないのです。海はウェー ブプールと違って毎日同じ波は来ていません。全くの波無しのフラットの時があるかと思えば、クローズアウトして人間などまったく寄せ付けない時もありま す。しかし、そのクローズアウトする直前のぎりぎりの時が、コンディションとしては良い場合の事がとても多いとも言えます。そしてその時に必要になるの が、ゲッティングアウトのテクニックです。まずよく海を観察してカレントが何処にあるか見極めましょう。それとその時のセットのリズムを掴んで下さい。そ して自分のパドリングのスピードと持続力、ドルフィンスルーのレベルを総合的に COOL に判断してから、さきほど掴んだセットのタイミングを見計らって沖に向かって下さい。上手い人のゲッティングアウトを見習って、同じ事をするというのも手 ですが、後々の事を考えるとやはり自分で考えて行った方が良い結果になると私は思っています。サーファーであるということは、あくまで大人である事が第一 条件です。波が大き過ぎて自分がゲッティングアウト出来ないと判断した時は、回りの状況がどうであれ、海に入らないことです。サーファーとして、大きい波 の時に海に入ってGET WET することはとても勇気がいることですが、その時に自分で判断して止めることも勇気がいる大切なことなのです。海を見ることと同様に、自分自身のこともよく 見つめていて下さい。
ドルフィンスルーについては以前に同様な質問がありましたので割愛させていただきました。こちらのページをご覧下さい。以前の質問、回答のページへ


こんにちは、今回は2回目の質問です。私はレギュラースタンスなのですがテイクオフしてからライディング中どうしても後ろ足(右足)が前足(左足)より深 く曲がってしまい、ボトムターン、アップスンダウンをしてもあまり加速できていないような気がします。利き足の方が曲がりやすいのはわるのですが何か良い 矯正法はありませんか?回答よろしくお願いします。
10/2/3

ANS

どうも後ろ足が曲がりすぎるためだけで上手く加速できないと思ってらっしゃるようですが、波の力を利用してそれに自分の足の推す力を加え、スムーズに走り スピードを出すためには膝の柔軟な動きが 不可欠です。つまり前足も後ろ足も伸びたまま、曲がったままではいけないわけです。ライディング中、特に下半身を柔軟に動かせるよう練習してみて下さい。 いままで伸ばしたまま、曲がったままのためブレーキがかかっていたサーフボードがとても快調に走っていることに気が付くでしょう。


どうも、いつも楽しみにHPを見させて貰ってます。
今年は波があって、色々と個人的にはニヤニヤできた事が多かったのですが、どうしても出来なかった事があります。それは、ボトムターンでスピードを殺さず 鋭角に曲がる事です。一度、友達にボトムで後ろ足でけり込むと加速すると言われてやったところ、確かにグーンと伸びるのですが、鋭角には曲がってくれませ んでした。自分としては沼尻プロの写真みたいに、フェイスを上りたいです。
9/12/22

ANS

ボトムターンから真上に上っていき、トップで思いきり返しメイクする、なかなか出来ることでは無いですがマスターしておきたいテクニックですね。過去に全 日本グランドチャンピオンにも輝いた沼尻プロは現在、天才とも言われているテクニシャンです。彼のようなオフザトップは望めませんが、近ずく為に努力して みましょう。まずサーファーは波の変化を見切ってターンをするタイミングをぴたっと合わせられる能力が 求められます。十分な経験と訓練が必要です。それからその波とサーファーに合ったサーフボードを入手してください。フェイスにパワーがある波では、テール エリアの面積と容積は少なめにしますが、脚力と柔軟性を合わせ持つ人はコントロール可能なだけ、それは多めの方が加速性が良くなります。もちろん失速しな いだけのスピードの出るボトムシェープは必要です。波のサイズに合わせて長さも考慮して下さい。波の大きさに対してやや短めで細目の板の方がトラックはき れいに描けます。当然テイクオフでは不利になりますのでパドル力を強化してより速いスタンドアップを心掛け、ふらつかないために脚力も鍛えて下さい。素早 くテイクオフし、ボトムに滑り降り、パワースポットでテールを蹴り込みながら、レールをフェイスに入れて、サーフボードが上を向くまでターンをし続 けなければなりません。波とテクニックとサーフボードがマッチしていれば何も考えずに簡単に出来ると言われています。トップに登り切る前に下に返 すターンを始めないと波から飛び出してしまいますよ。リズムに乗って一連の行為を滑らかに行って下さい。


もうはじめて5年たちますが、アップアンドダウンはできるのですが、未だにオフザリップができません。板を返そうとするとワイプアウトしてしまます。ス ピードがないせいだと思うのですが。何かヒントみたいなもので結構ですからお願いします。ちなみに板は、192×48×6.0です。身長174体重71で す。
9/12/8

ANS

アップスンダウンとオフザリップではサーフボードの波に対する角度が違います。アップスンダウンは波と平行に近くサーフボードを走らせる横の動きです。縦 の動きであるオフザリップをするためには、波を真っ直ぐ(理想ですが)滑り降り(スピードを出すことにもつながります。)、波に対してサーフボードを直角 にして下さい。ボトムの一番パワーのあるところで今度はトップに向かってターンをするわけですが、この時、当てていこうとする場所はリップがまさに崩れよ うとしているきわどい場所です。なまじっか簡単そうに思える崩れていないところを目指して板を持っていくと、トップターンの時にパワー不足でワイプアウト してしまいます。サーフィンの場合、難しそうに見える技ほど実はやってみると以外と簡単なのです。この時忘れないで欲しいことは、スピードを失わずに一連 の行為をすることです。スピードをロスしないためにはターンを良いタイミングで素早くすることです。最初は目と体が慣れずにタイミングを合わせずらいと思 いますが、オフザリップはスピードを付けてから行うと成功率は格段と上がります。


中さんこんにちわ。 サーフィン歴1年半位になる23才です。
take offした後に斜めにいけたりいけなかったり、自分のやっているダックダイヴが本当にそれなのか?とか沢山の疑問や焦り、不安などがあったのですがこの コーナーを読んでそう思ってるのが自分だけではないと分かり、あせらずやってこうと自分に言い聞かせてます。
僕は身長173cmの体重63kgで、今は長さ6’4”、幅細め、厚さ薄め(数字がはっきりせず読めない)の板に乗っているんだけど最近波がとても大きく なってきて(頭半前後)take offした後にスピードについていけず足元がふらついてしまい板に乗ってるだけで精一杯ということがしょっちゅうです。波が頭位の時はもう少し安定してい たと思うので、板の長さにも原因があるのかと思う一方、大きな 波だと緊張して体が硬くなってしまうので単に大きな波に慣れてないだけなのかとも思え、長めの板を手にいれるべきか、今の板でもう少しやってみるか考えて ます。上に書いた板を買う時、店員さんはその板についてノーズが細くボトムのテールの辺があまりカーブしてないのでスピードがつきやすいと言ってました。 何か良いアドバイスがあればお願いします。
                          T.Kより

9/12/6

ANS

 そのサーフボードを拝見させていただかないとはっきりしたことは言えませんが、普通、波のサイズが上がると、短いサーフボードはふらつきはじめ、急激な ターンをするとフィンアウトしてしまったりします。波が大きくなるに従い滑り降りるスピードが増し、テール部分の揚力が波に対して大きくなりすぎるためで す。理論的には、脚力がそのパワーに負けない以上にあれば板が短くても大丈夫のはずです。
 サイズが上がって来た時のもう一つの大きな問題は、サーファーの精神的な部分にあります。経験不足によって生ずる恐怖心、過度の緊張です。体は柔軟性を 失い、筋力は半減します。貴方の場合、このどちらか或いは両方であると思います。大きい波用のサーフボードは一般に最大幅が狭めでテール幅が細くて薄目に 出来ています。より安心感のある大きい波用のサーフボードを手に入れて、サイズのある波でたくさん経験を積むことによってサーフィンの楽しみが倍増すると 思います。ビッグウェイブ用の板は経験あるシェーパーにお願いするとより安心です。


こんにちは、11年ショートやってますが、調子のいいときと悪いときが極端なんです。なにかメンタル的なトレーニング方法で安定したサーフィンはできない ものでしょうか?

9/11/14

ANS

何のスポーツでも長く続けていると調子の好不調があります。そこで今までにその解決方法が色々考えられてきています。しかし人それぞれ環境や能力が異なっ ていますので、これだという方法はありません。と、冷たく言ってもしょうがありませんね。ここからは自分自身を見つめて自分なりの方法を見つけて行くしか ないと思います。なぜならここからのことは、体力的な事以上に、精神的な、心の部分の問題になるからです。私は日本の伝統的な武道の方法を学んでいるとこ ろです。平常心を失わず、毎日の鍛錬を欠かさず、節制のある生活をする等、守るべき事は山ほどあります。とてもいっぺんには出来ないことばかりです。実は この好、不調の波を克服することがサーフィンを含めて、全てスポーツの最終的な課題なのかもしれません。


サーフィンを初めて1年以上たちますが全然上達しません。近くにちょっとしたポイントがあるので週に2、3回いったり、まったくやらなかったりまちまちで す。テイクオフはなんとかできるのですが、次のことができません。立ってそのまま真直ぐに波を降りているだけで横になかなか乗れなく、すぐにライディング が終わっています。いつも一人で海に行っているので教えてくれる人もいずに、他の人のライディングを見てあせっているだけでブルーになっています。ちょっ と波が大きくなるとテイクオフも危うくなってきて、俺ってうまくならないかもといつも不安です。なにかいい練習方法などありますか。どうか助けてくださ い。

9/11/7

ANS

 なるほど現在あなたは典型的なスランプに陥っていらっしゃるようですね。誰しもサーフィンを続けているとある一定の期間ごとに、このスランプがやって来 ます。それを乗り越えると更に上のレベルに進んで行くのですが、サーフィンを止めてしまう人の多くは、このスランプを乗り越えられない事がきっかけになっ ているようです。
 サーフィンを初めて1年というのはあなたの最初のスランプです。まず、あなたの場合、近くにサーフポイントがあるという恵まれた環境にいらっしゃるの で、とりあえず間を開けずに、なるべく続けてビーチに出かけてみてください。海に入らずとも、波をチェックに行くだけでも大事なサーファーの日課です。波 を良く見て、常に海の変化に気を付けていましょう。そしてもし時間があれば少しでも水の中に入りましょう。それからやはり一人では寂しいので、仲間を見つ けましょう。毎日海をチェックしているとかならず同じようにチェックしているサーファーがいるはずです。自分より上手いからとか、怖そうだとか思わずに、 臆せずに GO FOR IT の気持ちで話しかけてみてください。
 波が大きくなるとテイクオフが危うくなるのは、誰でも一緒です。しかし数多くそういう波をテイクオフしていってだんだん大丈夫になっていくので、焦って はいけません。みんな上手くなるまでに同じ道を歩んできたのです。気分を変えてやってみることです。サーフボードやウェットスーツを新しくしてみるのも気 分転換になる場合もあります。また、たまには他のポイントへ入ってみるとか、サーフトリップに出かけてみると、友人が出来たり、いろんな事が分かってきた りして更にサーフィンが楽しくなりますよ。暗くならずに明るく楽しんで下さい。TAKE IT EASY.


こんにちは。今年サーフィンを始めたばかりの26歳の者です。2度目のお便りになります。そこで質問です。TAKEOFFでボードに立つときにバランスを 崩してしまい、いまいちうまくいきません。教えてもらってる友人がいうには”もっと早く1ステップで立つ”というのですが、自分の場合そうしようとすると バランスをくずして、すぐコケてしまいます。バランスを保とうとして慎重に立とうとすると、自分の場合、一旦右足をボードの後ろについて、それから左足を 前にもってこようとしてしまい(レギュラーです)、2ステップになってしまいます。その動作をもっと早くすればいいのでしょうか?それとも全然違うので しょうか?アドバイスをお願いします。

9/10/30

ANS

テイクオフの時にもたついているとその後のターンのタイミングも遅くなったり、最悪な場合、パーリングしてしまったり、波のトップからまっ逆さまに落ちて しまったりします。テイクオフの動作は速ければ速いほど良いのは言うまでもありません。それではどうすれば速くする事が出来るのでしょうか。まず、気持ち と体(連動している場合が多い)が緊張し過ぎて、固くなってしまっている時は動作が遅くなります。この固さは、数多くテイクオフに成功して自信が付いて慣 れてくると、少しずつ解決していくと思います。その次に体力の問題があります。テイクオフは下半身を腹部に引きつけて行うため、腕の筋力以外にも腹筋や背 筋にある最低限の筋力が必要です。私はテイクオフが上手くいかなかった頃、よく家の畳の上で練習をしました。頭の中でテイクオフのタイミングをイメージ し、ワン、ツー、スリーであらかじめ決めておいた位置にいっぺんに両足を持っていきます。ワンで腕を伸ばして上体を上げ、ツーで両足を上半身に引きつけ、 スリーで立ち上がります。なるべくスピードを付けて行って下さい。最初は足が絡まって倒れたり、膝が擦りむけてきたりしましたが、効果はてきめんです。テ イクオフの練習は自宅で簡単に出来るので、思うようにテイクオフが出来るようになるまで、毎日行なえば質問の事は解決します。


はじめまして。いつもポイントをついたアドバイス、参考になります。僕はロングをはじめて2年になる26歳です。質問があります。テイクオフした後、横に 走れるのですがそれだけになってしまい、なにもできません。最初はそれだけで満足していたのですが、ボトムターンからスピードをつけての一連の動作ができ ません。ただただ横に移動しているだけになってしまいます。ターンはバランスを自ら崩して、おこなうものなのですか??
身長173体重65ボード2.83m厚さ5cmぐらいのものを使ってます。抽象的な質問ですが、何か手がかりになるような事ありましたら教えてください。

9/10/21

ANS

テイクオフ後、波のフェイスをスピードを付けながら降りていき、ボトムターンでさらに加速し、リップ付近でサーフボードの角度を変える、そんなサーフィン ができればその日は一日良い日でいられることでしょうね。しかし現実にはなかなか上手く行きません。ロングボードの良いところは、テイクオフが楽である、 波が小さくてもサーフィンを楽しめる、そしてライディング中の安定性が大きい為、サーフィン本来のリラックスしたフィーリングを楽しめるところにありま す。しかし、マニューバーに関していえばやはりショートボードの動きには適ないません。ロングとは反対に、不安定な動きをコントロールするところにショー トボードの楽しさがあります。もしあなたが動きを中心とした楽しみをサーフィンに求めるなら、ショートボードも試してみてははいかがでしょうか。ターンは バランスを崩して行うものではなく、バランスをコントロールしながら行うものです。

サーフィン用語辞典

13/12/11/10/9/8/7/6/5/4/3/2/1  


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